特別企画

実験!! ヒアルロン酸やプロテオグリカンは本当に保湿力があるのか?

化粧品における最もメジャーなうたい文句の1つ「保湿」。お肌しっとり、うるおい肌、などなど、とにかく保湿をアピールする化粧品はとても多いですよね。それは、裏をかえせば多くの女性が肌にうるおいを求めているということでもあります。さて、当サイトはプロテオグリカン生活。と題しまして、新しい美容成分であるプロテオグリカンをご紹介することを目的としていますが、プロテオグリカンも、非常に高い保湿力がある素材として注目されています。しかし、ここであえて問題提起をしてみたいと思うのです。本当に、保湿力があるんでしょうか?

そこで、今回の特別企画は、実験をしてみたいと思います。保湿力があると言われている美容成分は、本当にうるおいをもたらしてくれるのか、という実験です。実験に使用する材料をご紹介していきましょう。まず、グリセリン。手作り化粧品の基材、つまりベースに使われることの多い材料で、保湿力があると言われています。それから、ヒアルロン酸。保湿、といえば必ずでてくる美容成分ですね。そして、プロテオグリカン。当サイトで紹介している、新しい美容成分です。鮭の氷頭(鼻軟骨)からとれる成分で、ヒアルロン酸に負けない保湿力があるといいますが、さて、どうなることでしょう。これらの美容成分は全て1%水溶液にして使用します。そして、最後は。これは比較対象ですね。

ちなみに、そもそもプロテオグリカンってなに? という方は、こちらの関連ページもご覧になってみてください。

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プロテオグリカンってなあに?

実験その1 お麩にしみこませて、乾く早さを見る

まず、最初の実験は、お麩にそれぞれの溶液を染みこませて重さを測り、それがどれくらいの早さで乾いて軽くなるか、という実験をしました。しかし、結論から言うと、この実験は失敗でした。失敗なのになぜ、掲載しているのか。実験は失敗だったんですが、代わりにちょっと面白いことが分かったからです。

 

上の3つは、お麩に水、グリセリン溶液、プロテオグリカン溶液をそれぞれ染みこませたものです。スポイトでお麩の上に少しずつたらして、それぞれ10gになるよう調節しました。お麩ですから、当然液体をたらせばグイグイ吸収していきます。で、問題は次の写真です。

 

こちら、ヒアルロン酸なんですが……なんと、お麩の中に入っていきません。吸収されない!

 

左はプロテオグリカン、右はヒアルロン酸。同じ量の溶液を注いでいますが、ヒアルロン酸は全然吸収されなくてこぼれちゃいました。実は1%水溶液、というのはかなり濃いめです。なので、もともとややベタつきのあるヒアルロン酸は、とろみのある感じになってしまって、お麩の中に入っていきませんでした。というわけで、実験失敗。

でも、ヒアルロン酸と、グリセリンやプロテオグリカンの違いがかえって分かりやすかったかもしれません。グリセリンやプロテオグリカンはどちらかというと、サラッとしていて水に近い感じ。ヒアルロン酸はそれにくらべると、かなりとろみがあります。

実験その2 おモチに塗って、表面の乾き具合を見る

気をとりなおして、実験その2です。実験その2は、おモチをの表面にそれぞれの溶剤を塗って放置し、その表面がどうなっていくかを見る実験です。

今回も、水、グリセリン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンを用意しました。水以外は全て1%溶液です。後はカンタン、それぞれの溶液におモチをジャボンとつけまして、それを取り出して放置するだけ。後は時間を追って写真を撮影しました。これが結構、おおっと思う変化がありましたよ。

 

スタート時

今回はさらに比較対象として、水すらつけない、袋から出しただけのただのおモチも用意しました。一見して、ヒアルロン酸に独特のとろみがあるのが分かりますね。水とグリセリンとプロテオグリカンは大差無いように見えます。さあ、これで時間が経過すると、どんなふうに変化するでしょうか。

 

1時間経過

はやくも、ただのおモチはかなりヒビ割れています。なんのケアもしていないお肌……なんて思うとぞっとしますね。水とグリセリンにもうっすらヒビのようなものが。ヒアルロン酸は、たっぷりと表面を覆っています。プロテオグリカンはしっとりとおモチの中に浸透した感じになりました。さらに、経過を見ましょう。

 

2時間経過

全てのおモチにヒビが入ってきました。圧倒的にひび割れが少なく見えるのがヒアルロン酸。次いでプロテオグリカンですが、ややヒビが目立ってきました。さらに水とグリセリンが同じ感じで侵攻し、何もつけなかったおモチはガリガリ状態です。さあ、最後にもう1時間、進めてみましょう。分かりやすいように大きめの写真でどうぞ。

 

3時間経過

さて、3時間が経つと、ちょっと今までと違う変化が起こりました。お気づきでしょうか? 大きく変化があったのはヒアルロン酸です。2時間まではかなり他をリードしていましたが、周りを覆っていた溶液が乾くと、あっという間にヒビが入ってしまいました。一方で、プロテオグリカンは、2時間の時点ではヒアルロン酸よりもヒビが目立っていましたが、その後大きな変化はなく、結果的には1番ヒビが少ない状態を保ちました。

ヒアルロン酸で外を守って、プロテオグリカンで中をうるおす?

というわけで、ヒアルロン酸やプロテオグリカンが本当に保湿力があるか、試してみました。いかがだったでしょうか? 水や、グリセリンと比べてもかなり保湿力があることが、分かりやすかったのではないかと思います。

また、特に印象的だったのは、一口に保湿と言っても、それぞれ特徴があるということですね。ヒアルロン酸は、手触りもとろみがあって、しっかりと膜を張ってガードするイメージ。プロテオグリカンはさらっとしていて、しっとりとしみこむ感じがしました。化粧品として使うときも、それぞれの特徴をうまくつかんで活用すると、より効果的に使えるかもしれません。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

【関連ページ】
化粧品工場を清潔にしている工夫を取材してみた(前回の特別企画)

プロテオグリカンを塗る生活。
プロテオグリカンを食べる生活。

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