プロテオグリカンを塗る生活。

11ヶ月半目本の仕事や、冬の美容食

風邪

ぞくぞく寒気がして関節がきしみ出して肌がピリピリし始めたら私の場合熱が出ます。社内で咳がきこえているなと思っていたら先週そんなあやしい兆候を感じて帰宅したら体温計の数値がみるみる上がり38度まで上がりました。熱は2日ほどで下がったのですが咳と倦怠感は続きました。しかし、我が社はデザイナーがもう1名いるほかはパソコンの使えない社長しかいないので、こういうときに1人に負担がのしかかります。仕事が気が気ではなく熱が下がってすぐ会社へ行くと、翌日見事に今度は先輩が発熱、病人デザイナーが2名、ゲホゲホ言いながら朝の挨拶が昨晩の体温という悲惨な職場と化していました。そんな今回の肌測定ですが、マスクをここ2ヶ月ほどして通勤していたので保湿効果か乾燥とも無縁だったのが鼻のかみ過ぎで悲しいことに鼻の周辺がかさついています。測定結果は頬が40.3%、鼻周辺は36.5%。見たまんまというか、まだ頬は水分キープされていてよかったです。鼻周辺を重点的に保湿します。

ブックデザイナーが落ち込むことと嬉しいこと

ブックデザイナーってよくわからない仕事です。私の父も同じ仕事をしているのに、私は美大に入るまで正直本のどの部分に携わっているのかよく分かっていませんでした。この仕事を始めて、タイトルの書体を選んだり、紙や加工を決めたり、どんなイラストにするか、どんな写真を使うかを選んだりする人というのが分かったのですが今でもときどき分からなくなるときがあります。そんなとき、自分が力を果たせなかった気がして落ち込みます。

たとえば、編集者や著者がイラストも、書体も配置もすべて決めてしまったとき。著者>編集者>デザイナーという構図がある場合が多いので、著者のいうことは絶対であったり、著者はお任せでも色から書体からすべて編集者の好みに合わせてなくてはならないことも。その後著者と編集者で意見が食い違ってまた1からやり直しなんてこともあります。そんなとき、「こうすれば絶対売れる!」なんていうのは実際のところ誰も分かりません。本の内容が大事ということももちろんありますし、カバーの印象もあると思います。それをコントロールするのが編集者の仕事なのですが、そのあたりがこじれてわけがわからなくなってしまい最終的に「私のした仕事ではない」ものが世の中に出てしまうというのはすごく複雑な気分になります。うまくコミュニケーションの取れない仕事というのはうまくいかない結果になることも多いです。そんなことが久しぶりにあって少し落ち込んだりもしました。

一方で、イラストレーターさんにお願いするときは編集者→デザイナー→イラストレーターという発注の構図が出来るのですが、編集者や著者からこのイラストレーターさんやこの絵を使いたいと指名があることもあれば、こちらから候補のイラストレーターさんを紹介して、決まった人にその本に合う装画を描いてもらうこともあります。後者の方が多いのですが、イラストレーターさんの中には書店でよく見かける方にもかかわらず、打ち合わせのときに「この後バイトなんです」なんて方も少なくありません。

デザイナーもそうですが、来週、来月、1年後仕事が入ってくるか読めない単発で請け負う仕事の場合、描く時間も必要ですが描けない時間のことも考えなくてはいけません。ですからイラストレーターさんにとっては大御所作家さんの仕事の依頼は発行部数もファンも多いのである意味チャンスです。そんな仕事がたまたま舞い込んできてイラストレーターさんにお願いしたとき、ひとつの仕事の発注のひとつではありますが、なんだかこちらまでわくわくとうれしい気分になって何万もの人の手に目に触れて、また次の仕事につながって欲しいなと思うのです。

冬の美容食

先日仕事で会った女性の肌があまりにきめが細かくつるんとしているので、何か美容方法があるのか聞いてみたら、よく聞かれるけれど思い当たるのが豆腐と納豆が大好きで毎日食べている以外は他に習慣として見当たらないとのこと。歳は聞いていませんがおそらく40手前くらいでしょうか。20代のまま止まったような張りが合ってきめ細かい肌でした。

豆乳鍋です。春菊もいいのですが私は芹のしゃきしゃきとした食感が好きなのでよく入れています。具材はわりと何でも合います。

もし本当だとしたら基礎化粧品に気を配るのも大切ですが、やっぱり内側からの美容というのは一番大切なんだなと思いました。大豆イソフラボンの力おそるべし。ということでちょっと大豆がらみの料理をと思い今回作ってみました。豆乳鍋ってご存知でしょうか? 私はつい数年前まで知らず、豆乳も買ったことすらなく豆乳ラテや豆乳ドーナツのように牛乳のようなイメージだったのでそこに肉や野菜を入れるなんて想像もつかなかったのですが、豆乳を沸騰させないように気をつけながら温めると表面に膜が張って湯葉が出来ます。それをすくってポン酢でまず楽しみます。

そして昆布でとった出汁と味噌を加え、ごぼうとにんじん、じゃがいもなどの根菜に、芹や春菊や白菜などの葉ものと豚肉や鶏肉を加えて沸騰しないように火が通ったら完成。野菜やお肉が豆腐にくるまれたようなやさしい味です。味噌の量を多くすればそのままで、少なくしてポン酢で食べてもさっぱりと美味しいです。柚子胡椒がとても合います。そして締めは私はいつもほうとうを入れます。味噌が入っているのでうどんよりしっかりした味の合うほうとうが好きなのですがごはんやうどんでも美味しいと思います。一度で3度楽しめて、肌にも女性の身体の味方でいて、根菜と味噌が身体を内側から温めてくれます。

湯葉です!豆乳からはエンドレスに湯葉ができるのかと思っていましたがほどほどのところでできなくなってくるのでそのタイミングで鍋にします。

先日風邪を引いて翌日から会社に行かないと仕事がまずい!ということで寒い国の食べ物は身体を温める素材が入っているというのを思い出し、風邪に立ち向かうべく極寒の国ロシアの味噌汁ことボルシチを鍋一杯に初めて作って毎日食べていたのですが、今年の風邪は咳が長引くようで社内でも延々と他の人の咳が聞こえていたのに3日ほどで治りました。効果があったのか、やっぱり入るのは根菜です。スーパーにはキュウリもレタスなど夏野菜も売っていますが、身体を冷やしてしまうのでやっぱり冬には冬の野菜の力を借りて内側から温かくしっかり美肌も作っていきたいと思います。

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