プロテオグリカンを塗る生活。

11ヶ月目本の感触

寒さ極まり

東京は雪は前回報告した日以降降っていませんが、朝は氷点下になる日もあるくらい寒い日が続いています。相変わらず自転車通勤は続けているのですが、この1ヶ月自転車を再開して変わったことは、毎日片道1時間弱足を動かし続けているせいか足の冷え症が少し緩和されたようです。そういえば膝掛けをかけていないなぁとふと気づきました。ただ、よくないのは半日以上座りっぱなしで仕事をしているうえ、通勤も自転車で座ったままなので腹筋が鍛えられず、ぽっこりお腹が気になります。

姿勢をよくしているだけでも腹筋や背筋は使うので心がけていればいいのですが気がつくと足を組んでいたり前傾姿勢になってしまっていて肩こりの原因にもなるので姿勢は大事ですね。そんな今回の肌測定です。頬40.2%。久々の合格ライン!ただ、花粉が始まっているのか最近くしゃみや鼻水がやたら出るので鼻をかむせいで鼻周辺のかさつきがやや気になります。集中的にケアします。

第3の指先

newマウス!ちょっと置いてあったら携帯電話と間違えそうです。潔いくらい表面なにもなし!

最近マウスの調子が悪くなり、ネットをするにもちょっとしたストレスを感じるようになったので思い切って新しいものを買いに行ってみました。今更かとは思いますがワイヤレスのものを購入し、ケーブルがないってすごいですね。机がすっきりして動きにも制限がないしケーブルが絡むこともなくちょっとした感動です。普段帰宅してからもパソコンは触っているので寝る以外の時間はほぼマウスやキーボードを触っていることを考えるとマウスは自分の指先同然なわけで、ちょっと手先が器用になったような不思議な感覚です。

しかも今のマウスは凄いなぁと思うのが、上の面を指先で触るだけでスクロールが出来てしまう。マウスを握るというより手のひらに当てているだけ。パソコン自体の機能は私は疎いのでWindowsとMacの何が違うとか、どの機種が優れているということはわかりませんが、機械音痴でもわかる感動というのがアップルのすごさだなぁと思います。

久々に装丁のはなし-加工編-

ここのところしていなかった私の仕事、装丁の話ですが、今回は加工の話をしてみます。装丁でいう加工というのは用紙を選んで、印刷をして最後の工程で表面に施すコーティングのことなのですが、見た目や触れたときの手触りの効果だけでなく、汚れの防止という大切な役割をしているので必ずしなければいけません。

つるつるのビニールのようなものや、するするした磨りガラスのようなもの、紙の風合いを損なわないよう一見加工しているかどうかわからないニス引きというものがあります。漫画や写真集を除いて本は書店でビニールなどくるまれずに裸で置かれているので紙が破れたり汚れたりという危険性をはらんでいて、そういったものは返本になってしまいます。いわば形の悪い野菜のような扱いですね。さらに、紙も日焼けするので長い間本棚にある本の背と表面を比べると色が蛍光灯でも変わってしまいます。それを少しでも防ぐためにも加工は必要なのです。

すごい加工!

鏡面のようにキラキラです。タイトルの「頭のいい子を育てる」は最終的に 入ってしまいましたがとくに学習感が強いわけでもありません。

最近手がけたもので気合いの入った加工をしたので紹介します。出版社の95周年記念という本で厚さも辞書並みですが子供の本です。子供の本でこんなに厚いなんて、と思いますがこれは1日1話、子供のために読み聞かせをするための本で世界中の童話から民話、昔話に至まであらゆるジャンルのおはなしが366日(うるう年込み!)収録されているのです。これ一冊で親もネタに困らない、というスグレモノ。

まずは装丁。世界の子供向けのお話が入っているよ、というのが一目見てわかりつつ、夜眠る前に読んでもらうことが多いと思うのでベッドから夢の世界までの間に聞くお話という意味で、窓から子供たちが魔法の絨毯に乗って行って月に読んでもらっているというシチュエーションにしようとイラストレーターさんと編集者の人と相談しながら決めました。そして内容のボリュームからしてプレゼントになるように(ちょうどクリスマス時期に書店に並びました)ちょっと豪華で、一年間手にしていても汚れたりしないものというのが編集者からの要望でした。

表面がチェックやストライプやざらざらと変化しているのがお分かりでしょうか、触って楽しいカバーです。

そして印刷屋さんに紹介してもらった加工がすごい!まず白い紙に銀のメタリックな薄いシートを貼ってその上に印刷するのですがそれだと印刷がすべてメタリックになってしまい、タイトルが読みずらくなってしまったりするので、メタリックにしたくない箇所は白のインクで刷った上に通常の印刷を施してきれいに発色させます。

そして、つるつるのビニールのような感触の加工(これはよくある加工)をしたあと、エンボス加工という表面をぼこぼこさせる加工をします。写真だと分かりずらいですがこの1枚の絵の中で空はざらざら、家がチェック柄、川はドット柄というように表面の手触りがちょっとずつ変わっていっているのです。印刷屋さんの情熱がすばらしく、この柄が少しずつ違ったり、メタリックの度合い別になったものをいくつも試してもらいました。これは私もこれまでしたことがない最も凝った加工だったので校正紙が上がってくるたびに感激しました。

中身もやるんです

中面はこんな感じです。世界の童話マークやためになる話マークを20個くらい作るのが楽しくも、大変でした。

装丁というとカバーのデザインだけと思われがちですが、本文をどんな書体にするか、1行に何文字入れるか、行間をどれだけ空けるかなど本の性格に合わせて指定して文章をその通りに流してもらう作業もデザイナーの仕事です。今回はこちらもまた大変! なんと全ページオールカラーなうえ、日本の民話の翌日はグリム童話というように毎日お話のテイストも違います。そして366日が全部一緒のデザインだとわかりずらいということで、1ヶ月ずつ変えることになりました。これだと本の側面の色が約30ページおきに変わるので分かりやすいということで、毎月の色を決めたり、季節のデザインにしたり、日本のお話と世界のお話などわかるマークを作ったり、これがまた手間のかかる作業なのですが子供の気持ちになったつもりでもりだくさんにしました。もし書店で見かけたらカバーの手触りを楽しみつつ中身もちょっとのぞいてみて下さい!

【関連ページ】
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※ここでの体験談はあくまでの個人の感想です。また、市販している商品を使用しているものでもありません。